ジャイアンツのマジックが「12」(910日現在)となりました。
 
99日の試合は、5番村田に代打・高橋由伸を送り、
その由伸のタイムリー2塁打にて引き分けに持ち込みました。
 
10日朝の各紙は、「非情采配」との記事もあり、
村田のプライドは?なんて意見もありました。
あらためて、報道や解説者は勝手なものだなと思います。
 
たとえ2位中日とゲーム差があるとはいえ、
わずかでも中日には逆転優勝の可能性があるのです。
一瞬の油断で大切な試合を落とし、優勝を逃がしたチームを
過去たくさん見てまいりました。
 
プロの世界ではそれが(油断が)一番の大敵です。
特に今の独走状態のジャイアンツにおいて、
「これだけ引き離せば、もう大丈夫だろう」と現場の選手達に思わせる指揮官の余裕に
その「一瞬のスキ」が生まれるのだろうと私は思います。
 
得点圏打率の低い村田に、
温情や本人への配慮だけでチャンスに打席に向かわせる監督がいるとしたら、
それは、選手に好かれるだけの監督になってしまうのではないでしょうか。
 
ヤクルト小川監督は、
「石川に申し訳ないことをした。村田に代打がくるとは思っていなかった。
結果的に、向こうの策にはまってしまった」と悔やんでいたそうです。
 
原監督自身、現役時代に悔しい思いをたくさん経験しました。
代打・長嶋一茂を送られた事も…
あれは理に適っていないと、今でも思いますが(苦笑)
 
主力打者への配慮という重要性も充分理解しながら
勝ちに徹する-
 
原監督は一瞬のスキさえ見せず、
 
我がジャイアンツ歓喜の瞬間まであと少し。
 
 
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