みなさんお久しぶりです。阿部です。

2月4週に我が社は年に一度の健康診断があります。
そこで一年も前の話になりますが、
昨年受診会場で起きた、
プチ面白エピソードをご紹介したいと思います。

バイク便ライダーK氏の話です。
その日は朝から小雨が降ったり止んだりしていました。
健康診断を終えた私は会場の出入口で、
同じく診断を終えて帰ろうとしているK氏に会いました。

軽く挨拶を交わしながら、
傘立てから傘を取っている私の横で、
K氏は鍵付の方の傘立てで鍵をカチャカチャと外していました。

『へぇ~、鍵かけてんだ。よっぽど大事ないい傘なんだろうなぁ。』
と思いながらK氏の手にしている傘を見ると、そこには、
たとえその一本が世界に残された最後の傘であろうと、
決して触れてはいけないという程、
真っ黒に汚れきったビニール傘でした。

ここで少し説明をいたしますと、
日夜走り続けるバイク便ライダーK氏のその傘は、
常にバイクにくくり付けられています。
そうして排気ガスや雨風、泥の跳ね返りなどにさらされていると、
瞬く間にその透明のビニール傘の透明度はゼロになってしまうのです。

目が点になっている私に、
『何が?』という顔を向けているK氏に思わず、
「イヤァ~、Kさんその傘は盗まれないっすよ!」
と努めて明るく言ったのですが、
『心外だ!!』という顔でプンプンと去って行ってしまいました。

その日から私は、
社長がスタッフにお菓子などを振舞ってくれる際に、
「そんな事よりK氏に新しい傘を!」
「それよりもどうかキリヤさん(あっ!)に傘を、傘を~」
と訴え続けてきたのですが、
その傘を見た事が無い社長にはピンとくるはずも無く、
一年経った今もその伝説の傘は(さらに貫禄を増して)、
K氏のバイクに誇らしく輝いています。

「物を大切にするのは素晴らしい事ですね!」というお話でした。

かくいう私はと云うと、
肺に何か影の様なものが写っているので再検査となり、
お茶の水の何とかセンターででっかい機械(子供か!)の中でグルグル回され、
結局何の影かはわからず終いでした。

とりあえず様子を見ましょうと言われ、
とりあえず様子を見たままの一年が過ぎました。

『まぁ、男は少しくらい影がある方が良いって言うしなー』
などとバカな事を考えながら次にバトンを渡します。

みなさんも健康にはくれぐれもご注意下さい。

次は「2月14日に外出しなかったが為に、
数多くの本命チョコを無駄にしてしまった…」と
やや本気でのたまう事業部長 寺井です。

当ブログのネタに苦しむ私に、
「しばらくは映画ネタで持つもんね~」
と言いながら義理チョコをほおばる彼に、
「映画の話はもう飽きた」等のお声をどんどんお寄せ下さい(笑)
心よりお待ちしております。


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